アスファルトやコンクリート舗装の道路では、 舗装面のひび割れや劣化を早期に発見、早期に補修することが、 道路利用者の安全と円滑な運用を確保するとともに、 コストや資源の面からも非常に重要だと考えられています。 しかし、従来のシール材補修では十分な性能を得ることができませんでした。 そこで、注目されているのが新工法の「クラックカットシール工法」です。 この工法は、舗装の“予防保全”を目的に開発されたもので、 比較的初期のひび割れ(クラック)の補修に適しています。 施工性や耐久性にすぐれ、本格的な改修工事の抑制、舗装の延命により、 “安全”と“エコ”を両立させる画期的な工法です。
■クラックカットシール工法の特徴
● ひび割れ率35%までの比較的初期の疲労状況での補修に最適な工法です。 作業時の騒音・振動・粉塵等が少なく、クラック部分を傷つけずに必要最小範囲での補修ができます。 ● 不定型形状のひび割れもスピーディに補修でき、工事による交通渋滞を緩和できます。 ジョイント部の補強もきれいなに仕上がり、舗装段差改善による交通環境の向上をはかれます。
● 従来のシール工法とは異なり、ひび割れ発生箇所を専用カッター機で掘削してから、 シール材をひび割れ深部まで注入するため、防水性、耐久性が飛躍的に向上します。 ● 使用する特殊アスファルト重合体シール材は、接着力が強く、柔軟性もあり、 温度差による路面の伸縮や車両の通行による衝撃に対応し、ひび割れの再発を効果的に防ぎます。
● 補修にともなう資源の有効活用、CO2発生量の抑制など、環境負荷を低減につながります。 ● 舗装の寿命を約5〜7年延長することができ、舗装のライフサイクルコストの節減をはかれます。
■クラックカットシール工法の施工手順
1.専用カッター機でひび割れ部を掘削 2.バキュウムによる清掃 3.クラックに沿って特殊シール材を注入 4.オーバーバンド塗布して完成
補修前
注入後
1. 施工前
2. 施工前(拡大)
3. 施工
4. 施工後